今まで入れ歯の患者様のカウンセリングを行う中でこういったお悩みをたくさん聞いてきました。痛みが生じたりしっかり咬めなかったり外れやすかったり……。その理由は、お口にぴったりとフィットしていないため。お口にフィットしていない入れ歯を使用していると、食事や会話が不便になるだけでなく、咬み合わせが乱れて頭痛や肩こりなど全身に悪影響を及ぼし、精神的苦痛も生じさせます。
お口にフィットした入れ歯を作製するためには、口腔内をしっかりチェックするのはもちろん、患者さまの声に親身に耳を傾けることが何よりも重要です。
その為、治療に入る前にまず、現状の義歯に対するお悩みや費用のことなどを院長がじっくりとお伺いします。お一人おひとりに最適な治療方法を患者さんとご相談しながら決め、安心してご納得いただける状態で治療に入ります。
患者様がどのようなお悩みを抱えているのか、どのようなご要望を持っているのかを、歯科医師がしっかり理解して初めて患者様の期待に応えられる理想の入れ歯が出来上がるのです。
「今の入れ歯が合わない」「保険適用できるものがいい」「今まで合わない入れ歯でこんなに苦労した…」「こんな入れ歯を作って欲しい!」など、まずは入れ歯作製にあたっての想いを遠慮なくお話しください。
その想いを入れ歯に込めてあなたが心から望む入れ歯を当院では製作していきます。
今まで何度も何度も入れ歯を作る医院を変えたにも関わらず、どうしても自分にぴったりと合った入れ歯を作ることができない方も当院にはお越しいただきます。(このような患者様は入れ歯難民とも呼べるか知れません…)
中には保険外の入れ歯で数百万円もかかったのに結局合っていなくて作り替える…なんて患者様もいらっしゃいました。
合う入れ歯、合わない入れ歯の違いは何でしょう?
材料…?工程…?入れ歯専門の技工所との提携…?
確かにこれらもぴったり合った入れ歯を作る上で大切な要素ではあります。しかしこれらだけでは決して最適な入れ歯を作ることはできません。
合う入れ歯を作るうえで一番必要なことは、詰まるところ担当する歯科医師の「技術」「症例数」「経験」と言えます。
いかに入れ歯の素材や工程が優れていたとしても、入れ歯専門の技工所との提携を行っていたとしても、確かな経験がなければその真価を最大限発揮させることは困難です。
特に当院で行っている「テレスコープシステム」や「上下顎同時印象法による超精密入れ歯」には正しい基礎知識と義歯設計に基づいた圧倒的な経験が可能にする入れ歯治療法です。
当院には25年以上入れ歯に力を入れてきた臨床経験と、1200症例以上入れ歯難民とも言える患者様を救ってきた豊富な実績があります。この経験を基に必ず満足の行く入れ歯治療を行っていきますので、安心してご相談ください。
例えば従来の方法で型をとるときのことですが、口を開けた状態と閉じた状態では、口の中の形は違います。そのため従来の方法口を開けた状態で型とりをすると、普段は口を閉じているので、出来てきた入れ歯が合っていないということがあるかもしれません。
せっかく費用も時間もかけて作った入れ歯がスタートの段階から間違った方向性に向かっているという非常に悲しい事実があるのです。
従来の総入れ歯の作り方は
というステップで製作されています。
この作り方の欠点としては
などがあります。
この方法で採得した印象は、
などの利点があります。
機能した状態の舌、口唇、頬の状態、口腔周囲筋に囲まれた義歯が入る空間がありのままに再現でき、それにより義歯が咬んだときの力、口腔周囲筋、口唇、舌、頬の携帯によりしっかりと維持安定されます。
また人工歯は口唇と舌と頬と口腔周囲筋のバランスのとれた位置に並べられるので、以前に歯があった場所に再現でき、とても自然で若々しい口もとを再現できます。
個人トレーを使用し、シリコーン印象材で上下の印象、上下の咬み合わせ、機能した状態での舌、口唇、頬の形態、口腔周囲の筋肉の型取りを行います。
その時に嚥下してもらい、嚥下時の筋肉の動きの型取りも同時に行います。
以上の印象がとれたらフェイスボウトランスファーを行います。
正確な機能的な状態が再現された印象です。口唇の形、頬粘膜の形、周囲筋の状態が分かります。
咬合器に付着して義歯を完成させます。
完成した義歯です。
※上下総義歯費用 ¥1,000,000~(消費税別 難易度、使用材用によります)
合わない入れ歯を長期間使用していると咀嚼機能(咬む機能)以外にも影響がでてきます。
よく咬まないために咬む筋肉が痩せてきます。するとお口やあごのまわりにしわやたるみが目立つようになります。口は目と共に表情に与える影響が強く、目に現れる表情の質をどの程度楽しいかあるいは哀しいか、量的に表す性質を持っています。
例えば、喜びの表情では、目を大きく輝かせ唇の表情を解いて少し開き、楽しい時はさらに大きく口を開け笑います。すなわち、どのくらい喜んでいるか、あるいはどのくらい楽しいかを口の開け方で表現します。
当院で行っている上下同時印象法ではお口のまわりの筋肉の状態も再現できるのでお口のまわりのしわやたるみも義歯に与える形態によって、はりのある状態に回復することができます。
また、歯も以前にあった場所に並べられるので、とても自然な口元も再現できます。
一般の方にはあまり知られていない事実があります。
実は、入れ歯を作るのは歯科医師ではありません。歯科技工所にいる歯科技工士と呼ばれる方々が、歯科医師から患者様の歯型の提供を受け、それに基づき入れ歯を作っていきます。
つまり、歯科医院が提携している技工所の技術力次第で入れ歯の良し悪しが決まってしまうと言っても過言ではありません。
当院では患者様の症例によって依頼をする技工所を使い分けています。
それは、一口に技工所と言っても、入れ歯の他にも詰め物や被せ物、仮歯やマウスピースなど、様々な歯科に関する技工物を作るのが技工所の仕事ですが、技工所にもそれぞれに得意分野があるのです。
特に入れ歯は製作が他の技工物よりも難しいため、その手腕が問われる分野と言えるでしょう。
型取りを行った後に実際に義歯を製作するのは歯科技工士にお願いします。義歯の他にも詰め物や被せ物、仮歯やマウスピースなど、様々な歯科に関する技工物を作る歯科技工士ですが、それぞれに得意分野があります。特に義歯は製作が他の技工物よりも難しいため、その手腕が問われる分野です。
当院が精密な入れ歯治療を行う際に依頼をする技工所は主に下の2件です。京王歯研(http://www17.plala.or.jp/keioushiken/):主にテレスコープデンチャーを依頼しております。(株)杏友会(http://www.kyoyukai.co.jp/):主にキャストパーシャルデンチャー(異物感の少ない金属床の入れ歯)の外注を依頼しております。
なぜ精密な入れ歯治療をこの2件に主に依頼しているのか。
ひとつは「噛み合わせに対する価値観の共有」です。分かりやすく言うと、噛み合わせを採取するに当たっての最高の設備を導入しているか否かです。具体的には「フェイスボウトランスファー」と「咬合機」と呼ばれる患者様の噛み合わせを精緻に判断できる器具になります。
少し歯の話とは逸れますが、人間の体は左右前後にバランスが取られていなければなりません。体の不均衡が生じると様々な所に歪みを生じ、骨格筋のアンバランスを引き起こします。
その結果、肩こり、腰痛、頭痛等アンバランスの結果により生じます。人の体は頭から踵まで一本の軸が通っていなければなりません。
また踵から膝、腰肩、瞳孔線まで体の軸に対し直交している事が理想的です。その際、我々の領域である歯の並び、いわゆる歯列も同様に体と直交していなければ成りません。
体の軸から頭頂まで伸ばした頭蓋の軸を基準にした歯科医療が必要です。この作業に必要なものがフェイスボウトランスファーです。
このフェイスボウトランスファーで当院で患者様の全身のバランスも加味した噛み合わせの状態を調査し、そこに咬合器を装着してゆがみのない入れ歯を製作することが可能になるのです。
当院では歯科における最高品質のメーカーKAVO(http://www.kavo.co.jp/)のフェイスボウトランスファーを使用しておりますので、それと対応する咬合器を保有する技工所との万全の提携の上、最善の入れ歯治療を行っていきます。
あと「卓越した技術」と「圧倒的な経験」これも決して外せない条件でしょう。歯科業界の技術は日進月歩です。ただ自分の世界に閉じこもっているだけで得られる情報は少ないでしょう。
当院がお勧めするテレスコープデンチャーの製作を依頼する京王歯研(http://www17.plala.or.jp/keioushiken/)の代表の関氏はテレスコープデンチャー本場ドイツでの経験を経て、日本に帰ってからも義歯の製作ノウハウや知識に磨きをかけています。
当院は日本でも屈指の技工士であり技工所との万全の提携の上、最善の入れ歯治療を行っていきます。