保険外の自費入れ歯と保険入れ歯の一番の違いは、何でしょうか? まずは、使用する材質の違いです。保険の制約を受けず、その人にもっとも適した形態を作りだすことが出来る、新しく良い材料を使用することが出来ます。 例えば薄く繊細な金属を加工し、熱い冷たいといった温度の感覚や、酸っぱい甘いという味覚を阻害することの無い入れ歯も作ることも可能です。もちろん、入れ歯安定剤等は不要です。 しかし、材料の違いだけでは、良いものは出来ません。 自費の入れ歯や義歯の製作には、それぞれの工程にかける手間と時間に最大の違いが出るのです。
「診査診断→口腔内の精密な型取り→製作する歯科医師や技工士の経験や熟練度→精度の良い材料を使い納得のいくまで重ねる微調整」
当院では通常保険義歯の3倍以上の工程を経て、自費の入れ歯を製作しています。 もうひとつの自費入れ歯や義歯の優れた点は、お口の変化に合わせ作り直しがきくということです。通常、保険で作った入れ歯や義歯は落として欠けたり、顎骨や歯肉がやせて装着感が悪くなっても、修正できる範囲が限られており、再製作が必要となることが多いですが、自費の入れ歯や義歯は、修正や修復を繰り返しながら比較的長い期間使用することが可能です。
現状を詳しくお伺いし、今の入れ歯の問題点や患者さま側の状態を確認します。 はじめに、特殊材質で精密にお口の型取りを行ないます。石膏で口腔全体の立体模型を製作し、CTの撮影を行い、目に見えない部分のあごや骨の状態を3次元の立体画像で把握してから、正確なお見積りを作成。患者さま同意の上で治療が開始されます。