2019年4月5日 (金) 17:14
「歯を失った場合には、入れ歯を入れればいい」そんな安易な考えをお持ちの人も少なくありません。しかし、入れ歯はあくまでも人工物であるために、味覚が感じにくかったり、違和感を覚えたりする人も少なくありません。そこで今回は、入れ歯を入れるとなぜ味覚がかわってしまうのか、詳しくご紹介しましょう。
▼味覚はどこで感じる?
味覚は人間が持つ五感の1つであり、味覚の他には、視覚、聴覚、嗅覚、触覚が存在します。お口の中には味覚と触覚が存在し、触覚は粘膜、味覚は舌と軟口蓋に存在します。味覚の大半は舌で感じるものでありますが、口の中の天井部分である口蓋のなかの軟口蓋の部分にも味覚が存在します。軟口蓋は口の中の奥に存在し、舌根部付近に位置します。
▼味覚がかわる原因は?
入れ歯を装着することで味覚がかわる原因として考えられるのは、上顎の入れ歯が原因となり味覚に支障がでる恐れがあります。上顎の入れ歯の支えになる軟口蓋にも味覚が存在し、軟口蓋が入れ歯と接触することで味覚がかわつたように感じると、予想されます。
また、お口の中が乾燥しがちになると、味覚が劣る傾向にあり、唾液の分泌量にも注意をしなければなりません。
▼味覚に支障がでる場合の対策は?
上顎の入れ歯は口蓋で入れ歯を維持するために、入れ歯の形を極端に変えることは困難ではありますが、入れ歯を極力小さくすることで、味覚が改善する場合もあります。
保険診療で作製する入れ歯は歯科用レジンで作製されているため、入れ歯の厚さを薄くしたり、小さくしたりすることは困難でありますが、自費診療の金属床義歯の場合、床にしようする材料が金属であるために極力薄く作製することが可能です。
実際に厚さを測ってみると、保険診療で作製した入れ歯の厚さは約2.0mmに対して、自費診療で作製した金属床の入れ歯は約0.5mmとその差は歴然であり、小さくコンパクトに入れ歯を作製することによって、味覚を感じやすくすることが可能です。
また、金属床は熱伝導率も高いために、食べ物の暖かさを直に感じることができるために、更に食事を味わってすることが可能となります。
以上、今回は入れ歯の装着時に味覚がなぜかわるのかを詳しくご紹介して参りました。食事をすることは生きるために必要不可欠であり、「入れ歯だから美味しく食事ができない」などと諦めている人も少なくありませんが、金属床の入れ歯を装着することで、改善することも少なくありません。入れ歯の作製をお考えの場合には、お気軽にご相談ください。
カテゴリー: 入れ歯の制作期間
2019年3月24日 (日) 17:15
「入れ歯は虫歯にならない」などの理由から、お手入れを疎かにしていませんか?入れ歯のお手入れは、歯磨きとはまた異なる清掃の方法であるため、正しい清掃の仕方を忘れてしまった人や、慣れるまで戸惑う人、習慣が付くまで時間を要する人も少なくありません。そこで今回は、入れ歯のお手入れ方法、更には保管方法などについて詳しくご紹介して参りましょう。
▼入れ歯のお手入れ方法▼
入れ歯は天然歯同様にプラーク等が付着し、専用ブラシと入れ歯洗浄剤による、2通りのお手入れ方法を行うことが推奨されています。これまで自身が行って来た方法と比較しながら確認していきましょう。
【専用ブラシ】
用意するもの:専用ブラシ、桶
通常の歯磨きを行う歯ブラシで入れ歯を清掃している人もいらっしゃいますが、入れ歯専用歯ブラシを使用することをおすすめいたします。入れ歯専用歯ブラシは、入れ歯のお手入れに特化しており、入れ歯全体を洗うための植毛と、クラスプや歯と歯の間の溝を洗うための植毛が2ヶ所あり、大変洗いやすくなっています。
入れ歯は時に手を滑らして落とし、破損してしまう恐れがあるために、桶に水を張り、その上で入れ歯を洗いましょう。
【入れ歯洗浄剤】
用意するもの:入れ歯洗浄剤、容器
このように入れ歯の清掃を毎日行うことで、入れ歯を清潔に保つことができ、お口の中の健康にも繋がります。
▼入れ歯の保管方法▼
入れ歯は乾燥に非常に弱く、装着しない場合は水に浸けて保管することが必須となります。入れ歯保管の専用ケースも市販されており、蓋つきの入れ歯の形に合わせた容器を使用すると大変便利です。
以上、今回は入れ歯のお手入れ方法、保管方法について詳しくご紹介して参りました。入れ歯の取り扱いについて、ご不明な点などございました際には、お気軽にご相談ください。
カテゴリー: 入れ歯お手入れ
2019年3月15日 (金) 17:10
「歯を失った場合には、入れ歯を入れればいい」そんな安易な考えをお持ちの人も少なくありません。しかし、入れ歯はあくまでも人工物であるために、味覚が感じにくかったり、違和感を覚えたりする人も少なくありません。そこで今回は、入れ歯を入れるとなぜ味覚がかわってしまうのか、詳しくご紹介しましょう。
▼味覚はどこで感じる?
味覚は人間が持つ五感の1つであり、味覚の他には、視覚、聴覚、嗅覚、触覚が存在します。お口の中には味覚と触覚が存在し、触覚は粘膜、味覚は舌と軟口蓋に存在します。味覚の大半は舌で感じるものでありますが、口の中の天井部分である口蓋のなかの軟口蓋の部分にも味覚が存在します。軟口蓋は口の中の奥に存在し、舌根部付近に位置します。
▼味覚がかわる原因は?
入れ歯を装着することで味覚がかわる原因として考えられるのは、上顎の入れ歯が原因となり味覚に支障がでる恐れがあります。上顎の入れ歯の支えになる軟口蓋にも味覚が存在し、軟口蓋が入れ歯と接触することで味覚がかわつたように感じると、予想されます。
また、お口の中が乾燥しがちになると、味覚が劣る傾向にあり、唾液の分泌量にも注意をしなければなりません。
▼味覚に支障がでる場合の対策は?
上顎の入れ歯は口蓋で入れ歯を維持するために、入れ歯の形を極端に変えることは困難ではありますが、入れ歯を極力小さくすることで、味覚が改善する場合もあります。
保険診療で作製する入れ歯は歯科用レジンで作製されているため、入れ歯の厚さを薄くしたり、小さくしたりすることは困難でありますが、自費診療の金属床義歯の場合、床にしようする材料が金属であるために極力薄く作製することが可能です。
実際に厚さを測ってみると、保険診療で作製した入れ歯の厚さは約2.0mmに対して、自費診療で作製した金属床の入れ歯は約0.5mmとその差は歴然であり、小さくコンパクトに入れ歯を作製することによって、味覚を感じやすくすることが可能です。
また、金属床は熱伝導率も高いために、食べ物の暖かさを直に感じることができるために、更に食事を味わってすることが可能となります。
以上、今回は入れ歯の装着時に味覚がなぜかわるのかを詳しくご紹介して参りました。食事をすることは生きるために必要不可欠であり、「入れ歯だから美味しく食事ができない」などと諦めている人も少なくありませんが、金属床の入れ歯を装着することで、改善することも少なくありません。入れ歯の作製をお考えの場合には、お気軽にご相談ください。
カテゴリー: 入れ歯と食事
2019年3月1日 (金) 17:08
歯を失った際の選択肢である総入れ歯とインプラントでありますが、それぞれメリットとデメリットがあるために、治療方法を選択することをためらう患者さまも少なくありません。そこで今回は、総入れ歯とインプラントそれぞれどんな人に適応されるか、詳しくご紹介します。
▼インプラントをおすすめする患者さまの特徴
以下が、インプラントをおすすめしたい患者さまの特徴です。
【審美性を求める人】
インプラントは直接、歯を支える歯槽骨にインプラントを埋め込むために、見た目は自然の歯のように審美性を保つことが可能です。
【入れ歯に抵抗がある人】
“入れ歯イコール高齢者”のイメージがある入れ歯に、抵抗を持つ人も少なくありません。そのような場合、インプラント治療が最適です。
【入れ歯が合わない人】
何度調整しても、新たに作り直しても入れ歯が合わない場合にインプラント治療がおすすめです。
【入れ歯のお手入れが億劫な人】
入れ歯は、自身のお口の清掃の他に、入れ歯清掃、入れ歯洗浄剤による除菌が必要となるために、毎日のお手入れが負担に感じる人に、インプラント治療をおすすめします。
▼総入れ歯をおすすめする患者さまの特徴
以下が、総入れ歯をおすすめしたい患者さまの特徴です。
【インプラント治療NGとなる疾患がある人】
インプラント治療は外科手術を伴うために、罹患している疾患(例えば糖尿病など)によっては、インプラントがNGとなる人も少なくありません。そのような疾患がある人には、総入れ歯が最適です。
【歯槽骨の量が足りないと診断された人】
インプラントを埋め込む歯槽骨の量が足りないと診断された場合の治療法として、総入れ歯をおすすめいたします。近年では、歯槽骨の量が足りない場合の処置も可能でありますが、治療費や治療期間も嵩むために、短期間で治療を終えたい場合にもおすすめです。
【外科手術に抵抗がある人】
外科手術に抵抗があり、治療に今一歩踏み込めない場合には、総入れ歯をおすすめ致します。
【治療期間を短期で終えたい人】
インプラント治療は1年以上かかることもざらでありますが、総入れ歯の完成は1ヶ月~2ヶ月程度で入れ歯自体は完成するために、短期間で治療を終えたい人に総入れ歯の治療をおすすめいたします。
以上、今回はインプラント治療に最適な人、総入れ歯に最適な人はどんな人か、詳しくご紹介しました。総入れ歯か、インプラント治療を行うのか、治療方法の選択に戸惑っている場合には、お気軽にご相談ください。
カテゴリー: 入れ歯とインプラント
2019年2月20日 (水) 17:02
「入れ歯が合わない」「入れ歯があたって痛い」などの理由から、ご飯を美味しく食べられないと、ご相談頂くことも稀にあります。お口の中はとても繊細であり、特に新たに入れ歯を作り替えたばかりであれば、何度かの調整が必要となり、お口の中に馴染むまでには時間がかかります。そこで今回は、入れ歯で美味しくご飯を食べられるようになるためには、どうすれば良いのか、詳しくご紹介して行きますよう。
▼入れ歯の仕上がりイコール治療終了ではない?
入れ歯はお口の中に装着するために、お口の中の型取り、咬み合わせ、軟組織の型取りなどを行い作製されます。しかし、お口の中の環境や顎の動きはとても複雑であり、入れ歯が仕上がった後も、実際に使用して微調整を行わなければなりません。
入れ歯を作製したばかりの食事は、歯切れのいい、簡単に咬み砕くことのできる柔らかい食べ物から徐々に慣らしていきましょう
▼慣れるまでにはどのくらい時間がかかる?
入れ歯が仕上がってから、お口の中に馴染むようになるには、一般的におよそ1ヶ月~2ヶ月かかると言われています。また、その期間の間に数回の調整を行ってはじめてお口の中にフィットする入れ歯に仕上がることも少なくありません。
お口の中に髪の毛が入っただけで違和感や吐き気を催すように、とてもお口の中は敏感であり、微妙な調節を繰り返しながら、慣らしていく必要があります。
▼入れ歯作製から数年たっている場合には?
今現在使用している入れ歯が作製から数年経過している場合には、新たに入れ歯を作製することも視野に入れましょう。入れ歯の寿命は3~5年と言われているために、これらの年数に達している場合には、新たに入れ歯を作製する必要性があるかもしれません。
「入れ歯が合わない」と感じたら、まずは数回の調整を行い、それでも合わない場合には作り直しを検討しましょう。
▼なぜ作り直しが必要なの?
お口の中は常に変化し続けており、加齢によって歯肉や歯を支える歯槽骨が痩せて行く傾向にあります。また、歯周病に罹患している場合には更に歯肉と歯槽骨などが痩せ変化が伴うために、調整だけでは間に合わず、入れ歯の作り直しが必要になります。
もしも「ご飯が美味しく食べられない」「入れ歯が合わない・痛い」と感じる場合には、我慢することなくご相談ください。
以上、今回は使用している入れ歯で、ご飯を美味しく食べられるようにするにはどうすればいいのか、ご紹介して参りました。お口の中は常に変化し続けるため、完成時からの微調整が必要であり、作製から数年経過している場合には、入れ歯を新たに作製することも視野に入れることも大切です。
カテゴリー: 装着時の違和感