2019年3月1日 (金) 17:08
歯を失った際の選択肢である総入れ歯とインプラントでありますが、それぞれメリットとデメリットがあるために、治療方法を選択することをためらう患者さまも少なくありません。そこで今回は、総入れ歯とインプラントそれぞれどんな人に適応されるか、詳しくご紹介します。
▼インプラントをおすすめする患者さまの特徴
以下が、インプラントをおすすめしたい患者さまの特徴です。
【審美性を求める人】
インプラントは直接、歯を支える歯槽骨にインプラントを埋め込むために、見た目は自然の歯のように審美性を保つことが可能です。
【入れ歯に抵抗がある人】
“入れ歯イコール高齢者”のイメージがある入れ歯に、抵抗を持つ人も少なくありません。そのような場合、インプラント治療が最適です。
【入れ歯が合わない人】
何度調整しても、新たに作り直しても入れ歯が合わない場合にインプラント治療がおすすめです。
【入れ歯のお手入れが億劫な人】
入れ歯は、自身のお口の清掃の他に、入れ歯清掃、入れ歯洗浄剤による除菌が必要となるために、毎日のお手入れが負担に感じる人に、インプラント治療をおすすめします。
▼総入れ歯をおすすめする患者さまの特徴
以下が、総入れ歯をおすすめしたい患者さまの特徴です。
【インプラント治療NGとなる疾患がある人】
インプラント治療は外科手術を伴うために、罹患している疾患(例えば糖尿病など)によっては、インプラントがNGとなる人も少なくありません。そのような疾患がある人には、総入れ歯が最適です。
【歯槽骨の量が足りないと診断された人】
インプラントを埋め込む歯槽骨の量が足りないと診断された場合の治療法として、総入れ歯をおすすめいたします。近年では、歯槽骨の量が足りない場合の処置も可能でありますが、治療費や治療期間も嵩むために、短期間で治療を終えたい場合にもおすすめです。
【外科手術に抵抗がある人】
外科手術に抵抗があり、治療に今一歩踏み込めない場合には、総入れ歯をおすすめ致します。
【治療期間を短期で終えたい人】
インプラント治療は1年以上かかることもざらでありますが、総入れ歯の完成は1ヶ月~2ヶ月程度で入れ歯自体は完成するために、短期間で治療を終えたい人に総入れ歯の治療をおすすめいたします。
以上、今回はインプラント治療に最適な人、総入れ歯に最適な人はどんな人か、詳しくご紹介しました。総入れ歯か、インプラント治療を行うのか、治療方法の選択に戸惑っている場合には、お気軽にご相談ください。
カテゴリー: 入れ歯とインプラント